新潟市中央区大島の浅井歯科医院です。

今回は、ファイル破折除去と感染根管治療のケースです。

主訴は、右下に違和感があり、噛むと痛い

初診時のレントゲン写真から根尖病巣の透過像が認められます。

また、近心根にはファイル(根の治療をする道具)破折と思われる不透過像!!

患者様にも治療の内容等しっかりお話しし治療開始。

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左:初診時の口腔内写真 右:レントゲン写真

 

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左:ガッタパーチャー後のレントゲン写真 近心根にはファイル(根の治療をする道具)破折があります

右:バイパス形成をおこなった場所に#10号をいれたレントゲン。

丁寧にバイパス部の根管形成拡大を行い、超音波チップを使いながらファイル(根の治療をする道具)を除去。(2回目の治療で除去!!)

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写真:除去したファイル(3.5mm)

ファイル除去後、根管形成をおこない、症状がなくなったため、根管充填。

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写真:根管充填後のレントゲン写真

 

 

根管治療の成功率は再根管治療になるほど低下し,術前に根尖病変が認められるほど低下していくと報告している(Sjögren らJ Endod 1990; 16: 498‒504.)

歯の根の治療を繰り返す程、予後(成功率)が悪い!! = 長持ちしない!!

歯をしっかり長持ちさせるためにも、根の治療は大事な治療です。

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